古くて新しい経済編「地域通貨と新しい経済システムの視点から、アートのマネタイズを考える」
アートのマネタイズを考えるとき、私たちはつい「どう売るか」「誰からお金をもらうか」を考えます。けれど、そもそも「お金」とは何なのでしょうか。 人の時間や技術、余っているもの、誰かを助けること。世の中にはそうした価値を、お金だけではない方法で交換し、地域やコミュニティの中で循環させようとする仕組みがあります。

今回のタネラボのポイント
- 01お金の仕組みそのものから、考えてみる
- 02イベント概要
- 03当日の流れ
お金の仕組みそのものから、考えてみる
アートのマネタイズを考えるとき、私たちはつい「どう売るか」「誰からお金をもらうか」を考えます。
けれど、そもそも「お金」とは何なのでしょうか。
人の時間や技術、余っているもの、誰かを助けること。
世の中にはそうした価値を、お金だけではない方法で交換し、地域やコミュニティの中で循環させようとする仕組みがあります。
地域通貨や地域ポイント、トークンエコノミー、DAOなども、その試みのひとつです。
新しいテクノロジーを使いながら、どこかでは、貨幣だけに価値交換を委ねる以前の、それこそ大昔の時代のような、人と人との交換や助け合いに立ち返っているようにも見えます。
では、こうした古くて新しい経済システムの視点からアートを眺めると、何が見えてくるのでしょうか。
今回の「マネタイズのタネラボ」では、宮城県東松島市のKIBOTCHAを舞台に、地域ポイントやDAOなどを活用した新しいコミュニティと経済の仕組みづくりに取り組む、澤海渡さんを迎えます。
澤さんたちは、地域にある人の力や時間、使われていない資源などを価値として捉え直し、それらが循環する仕組みを実際の暮らしの中で試しています。
この回では、その実践を伺いながら、「お金とは何か」「価値を交換するとはどういうことか」まで少し立ち返って、アートのマネタイズを考えてみます。
イベント概要
マネタイズのタネラボVol.3|古くて新しい経済編
「地域通貨と新しい経済システムの視点から、アートのマネタイズを考える」
日時:2026年9月3日(木)21:00~22:30
開催方法:ZOOM(オンライン)
参加費:無料
助成:令和8年度札幌市文化芸術創造活動支援事業
トピッカー
澤 海渡さん(DAO設計士)
クエスチョナー
鈴木 明倫さん(ダンサー/振付家/スタジオ経営者)
ほか、1名のみ募集中
オブザーバー
どなたでも参加可能です。
お気軽に申し込みください。
この参加申込フォームは、今回のタネラボに新たに参加される方を対象としています。
お申し込みいただいた方には、ご入力いただいたメールアドレス宛にZoomの参加URLをお送りします。
すでに「アートのマネタイズを考える一年間」へ、ポテンシャリスト/実証協力パートナー/オブザーバーとして登録されている方には、別途メールで参加方法をご案内しますので、本フォームからのお申し込みは不要です。
※登録済みの方でクエスチョナーを希望される場合は、本フォームからご応募ください。
「アートのマネタイズを考える一年間」への応募方法や、詳細についてはこちら。
当日の流れ
第一部|知る
トピッカーのこれまでの活動紹介
第二部|深める
クエスチョナーとトピッカーの対話
第三部|ひらく
オブザーバーからの質疑応答
お金とは何なのか
今回の企画は、これまでのタネラボとは方向性を変えて、お金の仕組みそのものについて触れていきます。
それによって、既存のやり方や業界の風習、固定概念に捉われない新しいアートの接続方法が見えてくるかもしれないし、見えてこないかもしれません。
いずれにせよ、一度思考をリセットして、価値について改めて考える時間になればと思っています。
お金とは、そもそも何なのか。
人の時間や技術、余っている資源は、どのように価値になるのか。
異なる経済の仕組みからアートを眺めると、何が見えてくるのか。
澤さんの仕組みを、そのままアートへ取り入れることが目的ではありません。
ひとつの異なる経済のあり方を眺めながら、アートの活動を支える「価値」や「交換」について考えてみます。
地域の中に、もうひとつの経済
澤さんが関わる宮城県東松島市のKIBOTCHAでは、地域ポイントやDAOなどを活用しながら、人や資源が地域の中で循環する仕組みづくりが進められています。
そこでは、お金だけではなく、人の時間や得意なこと、地域に余っているものなども資源として捉えます。
誰かができることと、誰かが必要としていることをつなぐ。
使われていないものを、必要な場所へ動かす。
地域の中にある価値を見つけ直し、交換できる仕組みをつくる。
これは単なる「新しい通貨」の話ではなく、何を価値と考え、どのように人や地域の中で巡らせるのかを設計し直す試みともいえます。
アートの現場にも、作品や公演として価格がつくものだけではなく、人との関係をつくること、場所を育てること、知識や技術を交換することなど、多くの営みがあります。
では、経済の仕組みそのものを少し違う角度から見てみることで、アートのマネタイズについてどんな可能性や課題が見えてくるのでしょうか。
この回を通して、考えていきたいこと
- そもそも「お金」とは何なのか
- 地域通貨や地域ポイントは、どのような仕組みなのか
- 人の時間や技術、余っている資源を、どう価値として捉えるのか
- お金以外の交換が生まれると、人やコミュニティの関係はどう変わるのか
- 新しい経済システムは、アーティストの生きやすさを育めるのか
- こうした視点からアートの活動を見ると、何が見えてくるのか
- アートにとっての「マネタイズ」とは、本当に何を意味するのか
このような方におすすめします
- アートや表現活動を続けるための新しい仕組みに関心がある方
- ムラ作りや、コミュニティの自治制度に興味のある方
- 地域通貨や地域ポイント、DAOに興味がある方
- 作品販売や仕事の受託以外のマネタイズについて考えてみたい方
- 地域やコミュニティとアートの関係に関心がある方
- お金になりにくい活動や役割の価値について考えたい方
これは、「アートにも地域通貨を導入しよう」という話でも、「新しい経済システムならアートの問題が解決する」という話でもありません。
お金、交換、価値、地域、そしてアート。
普段は当たり前のものとして受け入れている経済の仕組みを少し違う角度から眺めることで、これまでとは異なる選択肢が見えてくるかもしれません。
澤さんの実践と、参加者それぞれの問いを持ち寄りながら、アートのマネタイズを「どう稼ぐか」だけではないところから、もう一度考えてみます。
DAO 設計士
澤 海渡(Kaito Sawa)
「新しい国や文化圏をゼロからデザインする」ことを専門とするDAO設計士。
学生時代に3,000人へのコーチングを行い探究教材を全国出版した後、ブランディング会社へ入社。独自のブランディングメソッドを開発し、多数の企業や地域ブランドのプロデュースに伴走する。
しかし、数々のプロジェクトと向き合う中で、既存のビジネスモデルや資本主義の枠組みだけでは、その土地や組織が持つ「固有の文化・世界観」を豊かに持続させることが難しいという限界に直面。この課題を突破する次世代の社会インフラとしてDAO(分散型自律組織)の可能性に惹かれ、「RULEMAKERS DAO」「共創DAO」など多数のコミュニティの立ち上げに参画する。
現在は、デジタル空間での設計から一歩踏み出し、宮城・東松島の広大な廃校と森を舞台にしたエコビレッジ「KIBOTCHA」に合流。「衣食住の確保」という泥臭いインフラ構築と、「トークン(独自ポイント)」を活用した最先端の経済実験を掛け合わせる活動に没頭している。
自身も家族と共に『トークンハイブリッド生活』を送り、日本円だけに依存しない生存戦略を実践する生粋のDAOネイティブ。お金(法定通貨)の制約を外し、誰もが衣食住を分かち合いながら豊かな文化・アートを持続的に育める「ネオ縄文の街」を本気で創ろうとしている。
この参加申込フォームは、今回のタネラボに新たに参加される方を対象としています。
お申し込みいただいた方には、ご入力いただいたメールアドレス宛にZoomの参加URLをお送りします。
すでに「アートのマネタイズを考える一年間」へ、ポテンシャリスト/実証協力パートナー/オブザーバーとして登録されている方には、別途メールで参加方法をご案内しますので、本フォームからのお申し込みは不要です。
※登録済みの方でクエスチョナーを希望される場合は、本フォームからご応募ください。
「アートのマネタイズを考える一年間」への応募方法や、詳細についてはこちら。
アートのマネタイズを考える一年間とは?
「アートのマネタイズ」を、作品を売ることや収益を上げることだけに限定せず、表現活動を社会と接続し、持続可能な形で続けていく方法として考える一年間のプロジェクトです。
アーティストやアートワーカー、企業、行政、地域、教育・福祉関係者などが問いや実践を持ち寄り、対話やヒアリング、小さな実証実験を通して、新しい活動の可能性を探っていきます。
活動の一覧はこちら
https://artkids-net.com/am1/
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問いを持ち寄り、対話を重ね、走りながら考える一年間。わかりやすい答えに急がず、途中の問いも記録していくプロジェクトです。


