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04 実践哲学トーク Vol.1

アーティストは転校生!?学校にアーティストが20年間通い続けて、見えてきたこと

実施日 2026.09.18

学校にアーティストがやってくる。先生としてではなく、少し変わった『転校生』のように。アーティスト・イン・スクール20年の実践から、学校とアート、そしてコーディネーターの関係を考えます。

POINTS

今回の実践哲学トークのポイント

  1. 01学校にやってくる、少し変わった「転校生」
  2. 02アートを社会に入れるとは
  3. 03異質な人が入ることで、学校に何が起きるのか
ARTICLE本文

学校にやってくる、少し変わった「転校生」

アーティストを学校へ呼ぶ。
そう聞くと、多くの人は「授業」や「ワークショップ」を想像するかもしれません。
けれど、AISプランニングが長年取り組んできた「アーティスト・イン・スクール」は、少し違います。

アーティストは先生として学校へ行くのではありません。
一定期間、学校に通い、空き教室などをアトリエにしながら制作する。
休み時間に子どもたちがのぞきに来たり、先生が話しかけたり、ときには地域の人や保護者が関わったりする。

アーティストは何かを「教える人」ではなく、学校に突然現れた少し変わった「転校生」のような存在です。

そして、そこで何が起こるのかも、最初からすべて決められているわけではありません。

実践哲学トーク Vol.1

アーティストは転校生!?

学校にアーティストが20年間通い続けて、見えてきたこと

学校にやってくる、少し変わった「転校生」

アーティストが学校にやってくる。

そう聞くと、多くの人は「特別授業」や「ワークショップ」を思い浮かべるかもしれません。

けれど、AISプランニングが長年取り組んできた「アーティスト・イン・スクール」は、少し違います。

アーティストは、何かを教えるための先生として学校に入るのではありません。一定期間、学校に通い、空き教室などをアトリエにしながら制作する。休み時間になると子どもたちがのぞきに来たり、先生が話しかけたり、ときには保護者や地域の人が関わったりする。

そこにいるのは、何をしているのか少しよくわからない大人。けれど、毎日そこにいるうちに、少しずつ関係が生まれていく。

AISでは、そんなアーティストの存在を「転校生」のように捉えてきました。

アートを社会に入れるとは

AISプランニングの原点となるアーティスト・イン・スクールの実践は、北海道で2000年代初頭から積み重ねられてきました。

興味深いのは、その方法です。

授業にしない。アーティストを先生にしない。成果を決めすぎない。

完成したプログラムを学校へ「届ける」というより、アーティストそのものが学校の日常に入り込み、そこで起きる出来事や関係を受け止めていく。

20年にわたって続けるなかで、何が起き、何が変わり、そして何が変わらなかったのでしょうか。

異質な人が入ることで、学校に何が起きるのか

先生や保護者など、役割のはっきりした大人が多い学校に、何をしているのかすぐには説明できないアーティストがやってくる。

そんな「よくわからない人」と出会うことは、子どもたちや学校に何をもたらすのでしょうか。

そして、その出会いをつくるのは、アーティストだけではありません。どれだけ外部のコーディネーターやアーティストが頑張っても、その学校のことを一番よく知っているのは、そこで毎日過ごしている人たちです。

小林さんが語るのは、「外から来た人だけでは50点」という感覚。では、残りの50点は、誰と、どうつくるのか。

さらに小林さん自身も、アーティストを学校に紹介して終わるのではなく、自ら現場に入り、先生や子どもたちと関わり続けてきました。

支援者でも、裏方でも、主役でもない。コーディネーターはどこに立ち、どこまで介入するのか。

今回のトークでは、アーティストが学校に入ることで生まれる「異質さ」と、それを支える関係のつくり方について掘り下げます。

イベント概要

実践哲学トーク Vol.1
「アーティストは転校生!? 学校にアーティストが20年間通い続けて、見えてきたこと」

日時:2026年9月18日(金)20:30〜
開催方法:ZOOM(オンライン)
参加費:無料
ゲスト:小林亮太郎(一般社団法人AISプランニング)
聞き手:森嶋拓(SPARKPLUG ALLIANCE)
助成:令和8年度札幌市文化芸術創造活動支援事業

お申し込みいただいた方には、ご入力いただいたメールアドレス宛にZoomの参加URLをお送りします。

今回の実践哲学トークでは

前半は、小林亮太郎さんからAISプランニングの活動と、アーティスト・イン・スクール20年の歩みをご紹介いただきます。

後半は、SPARKPLUG ALLIANCEの森嶋拓が聞き手となり、活動紹介だけでは見えてこない「なぜ、そうするのか」に切り込みます。

成功事例のノウハウではなく、長い実践の中で培われた判断やものの見方を、それぞれの現場に持ち帰る。そんな時間を目指します。

今回、聞いてみたいこと
  • なぜ、アーティストを「先生」にしないのか
  • なぜ、「転校生」という考え方なのか
  • 外部の人と学校内部の人は、どう組めばいいのか
  • コーディネーターは、どこまで介入するのか
  • 学校を「教育施設」だけで考えないと、何が見えてくるのか
  • 学校での実践から、アーティストそのものを支える仕事へ。何がつながっているのか
  • 20年間続けるために、変えたこと/変えなかったこと
当日の流れ

前半|活動紹介 約30分

小林亮太郎さんから、アーティスト・イン・スクールを中心に、これまでの活動をご紹介いただきます。

後半|実践哲学トーク 約30分

森嶋拓が聞き手となり、実践の奥にある判断や哲学を掘り下げます。

その後|クロストーク

参加者から寄せられた質問を拾いながら、ひとつの正解ではなく、それぞれの現場へ持ち帰れる問いを探します。

一般社団法人AISプランニング

小林亮太郎

アーティスト・イン・スクール事業のコーディネートをはじめ、アーティストと学校・地域・文化施設をつなぐ活動に携わる。さっぽろ天神山アートスタジオでは地域交流分野を担当。近年はアーティストの創作活動への伴走支援や、アーティストを支える人材の育成にも取り組んでいる。

AISプランニングの活動を描いたイラスト
実践哲学トークとは

実践を長く続けてきた人の話には、表面的な方法だけを取り出しても、簡単には真似できないものがあります。

「実践哲学トーク」は、さまざまな領域で実践を続けてきた人を迎え、「何をしているのか」だけではなく、「なぜ、そうしているのか」を掘り下げる対話シリーズです。

ノウハウをそのまま真似するのではなく、自分の現場で判断するための「ものの見方」を持ち帰る。そんな時間を目指します。

PROJECT

アートのマネタイズを考える一年間

問いを持ち寄り、対話を重ね、走りながら考える一年間。わかりやすい答えに急がず、途中の問いも記録していくプロジェクトです。

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